新潟県上越市に住む30代の男性が、SNS型ロマンス詐欺で4000万円超をだまし取られたとして、警察に被害を届け出ました。
警察によりますと、男性は、去年12月中旬中旬ごろ、携帯電話のショートメッセージで、女性を名乗る人物と知り合い、2週間ほどSNSでやり取りを重ねました。その後、女性から「私の会社が仮想通貨のトレードで多くの利益を得ている。一緒に投資をしよう」と誘われたということです。
男性はこの言葉を信じ、言われるがままに、今年1月初旬ごろから3月下旬ごろまでの間、19回にわたり、指定された口座に現金合計約3800万円を振り込んだり、暗号資産(時価合計約240万円分)を指定された先に送ったりして、だまし取られたということです。女性を名乗る人物とはSNSでのやり取りだけで、音声通話をしたことはありませんでした。
男性が投資の利益を出金しようとしたところ、″15万ドル(=約2340万円)”という多額の費用を請求されたため不審に思い、知人らに相談して被害に気がつきました。
男性は一度だけ”利益”として8万円を受け取っていたということですが、警察は信用させるための手口だったとみています。警察はSNS型のロマンス詐欺事件として調べています。