昨年4月の東京都江東区長選を巡る公職選挙法違反事件で、木村弥生・前区長(58)(公選法違反で公判中)に連座制を適用し、同区長選での5年間の立候補禁止を命じた東京高裁判決が確定した。8日付。木村氏側が期限の7日までに上告しなかった。
事件では、同法違反(買収など)に問われた柿沢未途・前衆院議員(53)の有罪が今年3月に確定。これを受けて、東京高検は、柿沢前議員が木村氏の選挙運動を計画・指揮した「組織的選挙運動管理者」にあたるとして連座制適用を求め、高裁が5月22日の判決で認めていた。
木村氏に対する刑事裁判の判決は今月14日に東京地裁で言い渡される。