鹿児島市の認定こども園で、保育士の女が2歳の園児を切りつけ逮捕・送検された事件で、ほかの園児も何かで切られたような傷を負っていたことがわかりました。
笹山なつき容疑者は、今月7日、自身が勤める鹿児島市の認定こども園で、2歳の園児の首を切りつけ、1か月のけがをさせた殺人未遂の疑いがもたれています。
関係者によりますと、笹山容疑者が受け持つほかの園児も、体に何かで切られたような傷を負っていたことがわかりました。保護者は、「園からは『ひっかき傷と思われる』と言われたがそうは思えない」と話しているということです。
園の代理人弁護士は、笹山容疑者のクラスでは複数の園児がすり傷や切り傷を負っていて、ほかのクラスと比べ園児がけがをするケースが多くなっていたということです。
園は医師や、保育士、保護者などで構成する調査委員会を立ち上げ、今回の事件について、原因究明や再発防止策などを検討するとしています。