公明党、秋で任期満了の山口代表の続投検討…衆院選の時期見通せず「党の顔」替えるリスク回避

公明党は、秋に予定する党大会で任期が満了する山口那津男代表(71)を秋以降も続投させる方向で検討に入った。次期衆院選の時期が見通せないなか、「党の顔」を替えるリスクが大きいとの判断からだ。党大会を延期する形での任期延長を想定している。
複数の同党関係者が明らかにした。公明は次期衆院選で大阪、兵庫両府県の小選挙区で日本維新の会と全面対決となる見通しで、苦戦が予想されている。山口氏は12日のラジオ日本の番組で、衆院選前に代表交代となれば「党の力が結集できるか、ということが(問題として)ある」と述べた。
党代表は2年に1度の党大会で選ばれる。衆院選は秋の自民党総裁選以降となる見込みで、山口氏は「(衆院選後まで)党大会の時期をずらすことも考えたい」と語った。山口氏は2009年9月から歴代最長の8期にわたって代表を務め、これまでは次の党大会での退任を示唆していた。

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