埼玉県は24日、突風が原因とみられる看板の落下や倒木などで3人が負傷したと発表した。気象庁は同日午前11時半ごろ、同県南部や北部などに竜巻注意情報を発表しており、県警が詳しい状況を調べている。
県警などによると、同日午後0時50分ごろ、川口市の路上で、「大きな看板が落ちてきた」と目撃者から110番があった。ビルに設置されていた飲食店の看板(縦約1.6メートル、横約16.8メートル)が落下し、近くを歩いていた60代とみられる男性が頭部などに重傷を負った。男性は病院に搬送されたが、搬送時は意識があったという。
また同日午前11時55分ごろ、毛呂山町岩井のグラウンドで「野球部の練習中に雷と強風で木が倒れてきて、頭部に当たった」と目撃者から110番があった。県警によると、男子高校生(16)が頭部を負傷し軽傷という。
このほか鶴ケ島市でも走行中の車に倒れた木が当たり、乗っていた20代の男性が軽傷を負ったという。
[時事通信社]