鳥取県議会・松田議員が不起訴処分 「残された任期は、全うできれば…」 ゴルフ同好会の会費横領の疑い 鳥取県

鳥取県議会の議員同好会の会費を横領した疑いで、今年5月に書類送検されていた松田正県議会議員について鳥取地検は不起訴処分(起訴猶予)としたことを明らかにしました。
7月19日に不起訴処分となったのは、鳥取県議会の松田正議員(50)です。松田県議は、2017年8月から去年6月までに鳥取県議会のメンバーでつくる「ゴルフ同好会」の会費200万円余りを私的に流用していた業務上横領の疑いで、今年5月に書類送検されていました。
鳥取地検は処分理由について「被害金額全額を弁償済みで自白、反省していることなどを総合的に考慮し」起訴猶予が相当と判断したと説明。
松田県議は不起訴処分を受け「残された任期については、今まで取り組んできた県政の課題に対して真摯に向き合いながら全うできればと思っております」と議員を続けるコメントを発表しています。県議会議員の任期は2027年4月までで、今後も3年近く議員の職にとどまることになります。
一方、鳥取県議会は去年12月、松田県議に対し全会一致で辞職勧告を決議しています。
今回、松田県議が不起訴となったことを受け、鳥取県議会の浜崎晋一議長は日本海テレビの取材に対し「不起訴になったとはいえ、私的流用を行ったことに変わりはなく、県民の信頼を裏切る行為は許されるものではない」と話し、改めて全ての議員が襟を正す必要があると強調しました。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする