24日から降り続いた大雨の影響で、由利本荘市を流れる石沢川が氾濫し、由利本荘市鮎瀬地区の86世帯に緊急安全確保が出されています。
国土交通省秋田河川国道事務所は、午前2時40分に石沢川で氾濫が発生したと発表しました。
25日午前7時現在、由利本荘市の鮎瀬新田地区の39世帯113人と、鮎瀬本田地区47世帯 118人に、大雨警戒レベルで最も高いレベル5の「緊急安全確保」が出されています。
また、横手市やにかほ市などの一部地域には、避難指示が出されています。
横手市百万刈では、8世帯18人が孤立し、25日朝、消防などがボートで救助にあたりました。
梅雨前線や低気圧の影響で、県内は24日からところによって大雨となっています。
午前6時過ぎまでの24時間降水量は、由利本荘市東由利で197ミリ、東成瀬村で174ミリ、湯沢市で172ミリと、この3地点は観測史上最も多い雨量となっています。
この雨の影響で、土砂崩れも相次いでいます。
国道107号は、横手市雄物川町大沢と由利本荘市鳥田目の間の約23キロが通行止めとなっています。
JRは、羽越線や奥羽線、北上線の一部の区間で始発から運転を見合わせています。
この後も雨は断続的に降り続く見込みで、ところによっては1時間に50ミリの非常に激しい雨が降る恐れがあります。
26日の明け方にかけて、土砂災害や低い土地の浸水、河川の氾濫に厳重に警戒してください。