東京都や埼玉県で31日夕、上空に暖かい空気が流れ込んだ影響で、猛烈は雨が降った。埼玉県朝霞市本町で1時間に107ミリの大雨を観測したほか、川口市本町で101ミリ、和光市付近でも約100ミリの猛烈な雨が降った。気象庁は災害の危険性が高まっているとして「記録的短時間大雨情報」を発表した。県によると同日午後9時時点で、人的被害は確認されていない。
県などによると、新座市で住宅の床上浸水が確認されたほか、朝霞、和光、蕨市などで道路冠水が起きた。県警には午後8時までに、車の水没や道路冠水、床上浸水などの被害を訴える110番が約90件あった。
JR京浜東北線は午後7時頃から約1時間、全線で運転を取りやめ、約6万5000人に影響が出た。東武東上線でも池袋―森林公園間で約45分間にわたり運転を見合わせた。