相次ぐ不祥事を受けて鹿児島県警が打ち出した再発防止策について、県議会の総務警察委員会で6日、閉会中の審査が行われています。県議からは再発防止策について、疑問視する声が相次ぎました。
(福司山宣介県議)「これですぐに何かを変えていけるか?いま求められているのはすぐに変えること」
県警に対し、厳しい声が上がった6日の県議会総務警察委員会。
県警を巡っては去年3月から今年6月にかけて、警察関係者6人が情報漏えいや盗撮などで逮捕・起訴されています。
こうした一連の不祥事を受け、県警は今月2日、本部長に直接、問題を提言できるチームをつくるなど、再発防止策を発表しました。
6日の委員会は、この再発防止策について県議が審査するために開かれ、野川本部長ら県警幹部が出席しました。県議から再発防止策のあり方に、疑問の声が相次ぎました。
(福司山宣介県議)「これは策ではないですよ、単なる考え方」
(西畑知明警務部長)「まだ具体化できていない部分も多々あるので、今後、具体化して、できる所から再発防止を講じていきたい」
(福司山宣介県議)「揉んだものを最終的に出さないのはおかしいじゃないか。言われたら『検討していく』そういう段階じゃない」
(西畑知明警務部長)「真摯に受け止めて、今後の再発防止策に生かしていく」
野川本部長の責任を追及する場面もありました。
(湯浅慎太郎県議)「トップが責任を取ってないと私は思う。本部長の責任をみんなで分担して反省していこうと、再発防止策の内容を受け止めている」
(野川明輝本部長)「委員のご指摘のような構成にはなっていない。解決策になるようなものを作り上げることが私の責任の取り方だと思っている」
県議会・総務警察委員会は、開始から7時間たった今も続いています。