2024年8月6日未明、札幌市南区で男性が血を流して倒れているのが見つかったひき逃げ事件で、警察は乗用車を運転していた27歳の男を逮捕しました。
男は「何も言いたくありません」と供述しています。
午前6時ごろ、札幌市南区の住宅街です。
警察官が乗用車の下の部分を入念に調べています。
警察はこの乗用車を所有する鈴木礼生容疑者を、男性をはねたにもかかわらず救護せずに立ち去った、ひき逃げなどの疑いで逮捕しました。
(鷲見記者)「午前0時半ごろ、こちらで男性が倒れているのが発見されました。現場にはチョークの跡が残されています」
事件があったのは札幌市南区南沢5条3丁目の路上です。
6日午前0時半すぎ、近くを通りかかったタクシー運転手から「男性が血だらけ」と警察に通報がありました。
(近くに住む人)「痛い痛いって叫んでいて、何かがあったんだということはわかった」
警察によりますと、ひき逃げされたのは39歳の男性で、顔と足から出血をしていたほか、骨盤を骨折する重傷ですが、命に別条はないということです。
鈴木容疑者は帰宅中で、北西方向に走行していました。
事件のあと、乗用車は現場から直線距離でおよそ300メートル離れた鈴木容疑者の自宅前で発見されました。
調べに対し、鈴木容疑者は「何も言いたくありません」と供述しています。
警察は乗用車を押収するなどして、当時の状況などを調べています。