岸田首相を不起訴、広島地検 22年の「祝う会」巡る寄付で

2022年に岸田文雄首相の就任を祝う会を主催した団体が、収益の一部とみられる資金を岸田氏の関連政治団体に寄付していた問題で、広島地検は9日、岸田氏と政治団体「岸田文雄後援会」の代表者ら計4人を不起訴処分とした。
地検によると、岸田氏は嫌疑なし、ほか3人は嫌疑不十分とした。祝う会を巡っては、神戸学院大の上脇博之教授や市民団体などが政治資金規正法違反容疑の告発状を広島地検に提出していた。
告発状では、22年6月12日に広島市内のホテルで開かれた会は、後援会の政治資金収支報告書に支出した約340万円も、寄付した約320万円も記載がなく、虚偽記入に当たるなどとしていた。

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