ファミリーレストラン「ジョイフル」(本社・大分市)の店長だった熊本市の男性(42)が9日、長時間労働やパワハラを受けて精神障害を発病したとして、同社と店舗を管理する子会社などを相手取り、損害賠償など約4900万円を求めて熊本地裁に提訴した。
訴状によると、男性は熊本市内の店舗で店長となった2021年1月以降、慢性的な人手不足から長時間の勤務が続いたという。同年8月に発病し、熊本労働基準監督署は23年7月、直近の勤務は13日間連続に上ったなどとして労災と認定。男性は今年4月に退職した。
男性は上司から「店が汚いのは、お前の管理不足だ」とどなりつけられたなどと主張。ジョイフルの担当者は取材に「訴状が届いておらずコメントは控える」と話した。