15日午前4時すぎに大阪市と守口市で24万軒に上る大規模停電が発生した問題で、関西電力は、地中に埋めた送電線の不具合を検知した変電所が送電を遮断したのが原因と明らかにしました。
午前4時3分、大阪市城東区などと守口市の一部が停電しました。
関西電力送配電によりますと、城東区と鶴見区の地中に埋めた送電線から異常な電圧と電流が検出され、それを検知した地上の変電所で送電を遮断する「保護リレー」という機能が働いたため、停電が起きたということです。
「保護リレー」は本来異常区間のみを切り離し大規模停電を防止するシステムですが、今回は正常な送電線まで遮断した可能性があり詳しい原因を調査しています。
停電は最大で24万4600軒に広がりました。
停電を受け、通常の電気を流している送電網に切り替え、午前7時43分にすべて復旧しました。
関西電力送配電は、「今回の停電により、多くの皆さまにご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます」としています。