“ポスト岸田”に向けた動きが活発化しています。林官房長官が総裁選への立候補の意欲を周辺に伝えたほか、加藤勝信元官房長官も出馬に向け準備を始めたことが分かりました。混戦模様の自民党総裁選の余波は立憲民主党の代表選挙にも及んでいます。「立候補を期待する声」が高まっているのは“ある”ベテラン議員です。
混戦模様の自民党総裁選 “ポスト岸田”は誰になる?
岸田総理「総裁選には出馬いたしません」
岸田総理が立候補しない意向を表明した自民党総裁選。これまでに10人近い議員が意欲を見せていますが、立候補に必要なのが、20人の推薦人の確保です。
自民党石破茂元幹事長「(推薦人が)少しずつ少しずつ増えているかな」
15日、石破元幹事長は民放番組で、推薦人について「メドはつきつつある」と明らかにしました。
また、小林前経済安全保障担当大臣について、周辺議員は「支援者は20人以上いる。あとは誰を推薦人にするかだけだ」と自信をのぞかせています。
そして、林官房長官も立候補への意欲を親しい議員らに伝えていることが16日夜、わかりました。
加藤勝信元官房長官も出馬に向け準備を始めたということです。
立憲次期代表は“元総理”に期待?
混戦模様となっている自民党総裁選。その余波は、自民党と同じく来月に行われる立憲民主党の代表選挙にも及んでいます。
現職の泉代表と枝野前代表による新旧代表対決が予想されていますが、あるベテラン議員の立候補を期待する声が高まっているのです。
野田佳彦元総理「日本を変えていきましょう」
野田元総理です。政権交代を目指す立憲民主党は、自民党が刷新感を演出するのであれば、安定感のある野田氏を党の顔にした方がいいのではないかというわけです。
総理大臣経験者が代表選に割って入るのか、動向が注目されています。