自民党総裁選(9月12日告示、27日投開票)を巡り、小泉進次郎元環境相(43)は30日にも記者会見して出馬表明する方向で調整に入った。関係者が23日明らかにした。河野太郎デジタル相(61)は26日に国会内で出馬会見を行うと発表。両氏を含む各候補は23日も支援の呼び掛けなど準備を進めた。
総裁選は10人超の名前が挙がる混戦模様だ。小泉氏の出馬は初めて。河野氏は2021年の前回に続き3回目の挑戦となる。
石破茂元幹事長(67)は23日、支援を受ける衛藤征士郎元衆院副議長が東京都内で開催した会合で講演した。24日に地元の鳥取県八頭町で正式表明する。
加藤勝信元官房長官(68)は岡山市で、党岡山県議団から出馬要請を受けた。加藤氏は「地方の声、将来への不安を受け止めて解決し一緒に国難を乗り越える。そういう自民、政治を取り戻さなければいけない」と応じた。20人の推薦人確保に関し、記者団に「着実に近づいているという手応えを感じている」と述べた。
林芳正官房長官(63)は、所属する岸田派議員らと国会内で意見交換。27日にも出馬会見に臨む方向で調整しているが、台風10号が直撃する場合は改めて検討することになった。
[時事通信社]