東海道新幹線、通常運行に 台風で混乱から4日ぶり

台風10号や大雨の影響でダイヤの混乱が続いていた東海道新幹線は2日、始発から東京―新大阪の全線で通常運行を再開した。8月29日夜に全線で運転を取りやめ、その後は一部区間が計画運休になるなどしていた。山陽新幹線も通常運行となり、東京―博多間の直通運転が再開。4日ぶりにダイヤが正常化した2日朝、主要駅には多くの乗客が行き交い、活気が戻った。
東京駅の八重洲口では2日朝から切符売り場に旅行客らが列を作った。東京にいる娘と孫に会いに来た京都府向日市の女性(58)は、1日朝の乗車予定が1日遅れに。「早く孫に会いたかった」と心待ちにしていた。「自然相手なので仕方ないが、しょっちゅう止まってしまうと不便だ」と語った。
名古屋駅でも、新幹線改札口付近は待ち合わせの人や団体旅行客で混み合った。名古屋市の男子大学生(20)は、音楽ライブを見るため東京へ。「昨日まで本当に動くのか心配だった」と話した。
東海道新幹線は29日夜に静岡県の全線で運転を取りやめ、三島―名古屋間は30日から9月1日まで計画運休した。

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