9月6日に自民党総裁選への出馬会見を開く予定の小泉進次郎元環境大臣(43)。その進次郎氏が「私なら憲法を改正できる」と主張していたことが分かった。
「2回、3回とトライしていけばいいんですよ」
7月3日、進次郎氏が議員会館で向き合っていたのは産経新聞の上席論説委員・乾正人氏だった。乾氏に対して、小泉氏は次のように語ったという。
「(憲法改正のための国民投票は)一度目は失敗するけど、それは織り込み済みで2回、3回とトライしていけばいいんですよ」
乾氏との面会は40分程度で終わった。それまで2人はほとんど面識がなく、進次郎氏の方から乾氏に呼びかけがあったという。乾氏本人が語る。
進次郎氏から「ぜひ会いたい」と…
「私のコラムを読んだらしく、向こうから『ぜひ会いたい』と言ってきたんです。具体的に憲法のここを変えたいと主張するわけではなく、とにかく“私なら憲法改正ができる”と自信をもって話していた。明言こそしていませんでしたが、総裁選に出馬する気満々なのがハッキリと伝わってきましたね」
なぜ憲法改正について語ったのか
進次郎氏が憲法改正について語った理由を、乾氏はこう推測する。
「総裁選に向けて保守層を取り込みたいと思ったんでしょう。思惑はどうあれ、きちんと実行するかどうか見極めたい」
総裁選で本命視される進次郎氏はなぜ憲法改正について語り始めたのか――。
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9月4日(水)12時配信の「 週刊文春 電子版 」および5日(木)発売の「週刊文春」では、自民党総裁選について6ページにわたって特集する。進次郎氏が改憲論を掲げた理由、故・安倍晋三氏をめぐる高市早苗氏と小林鷹之氏の“暗闘”、石破茂氏の“ドケチ伝説”などを詳しく報じる。
(「週刊文春」編集部/週刊文春 2024年9月12日号)