北海道札幌市のススキノで、男性が殺害され首を切断された事件で、殺人の罪に問われている田村瑠奈被告について、9月5日、初めての公判前整理手続きが行われました。
この事件は、2024年7月、札幌市ススキノのホテルで、男性の会社員が殺害され頭の部分が持ち去られたものです。
田村瑠奈被告ら親子3人が逮捕・起訴されていますが、裁判が始まっているのは母親の浩子被告だけです。
9月5日は、実行役とされ殺人などの罪に問われている娘の瑠奈被告の初めての公判前整理手続きが、札幌地裁で行われました。
公判前整理手続きは「公判前」つまり、裁判員裁判を前に裁判所、検察官、弁護人が争点を「整理する手続き」です。
5日は、非公開で、約1時間行われました。
終了後、瑠奈被告の弁護人はその内容について、「すべてノーコメント」と話しています。
起訴状によると、のこぎりなどで首を切断して頭部を持ち去ったとされる瑠奈被告。
裁判では、瑠奈被告の刑事責任能力の有無が争点になるとみられています。