維新・吉村氏、兵庫知事に辞職し出直し選で県民の信を問うよう説得

兵庫県の斎藤元彦知事がパワーハラスメントなどの疑惑を文書で告発された問題で、日本維新の会の吉村洋文共同代表(大阪府知事)は9日、党として斎藤知事に辞職と出直し選を求めたことについて「県政が前に進みにくい状況になっている。(斎藤知事の)百条委(県議会調査特別委員会)での証言は、県民が納得いくものではなかった」と述べた。報道陣の取材に答えた。
吉村氏は7日に斎藤知事と電話をして、辞職して出直し選で県民の信を問うべきだと説得したことを明らかにした。その際に、人事権や予算権を持つ知事が、県職員がいる前で物を投げたり机をたたいたりするのは、やってはいけない行為だとの認識を伝えたという。また、告発文書に対する初動対応について「自らのパワハラが項目にある以上、自身が判断すべきではなく、間違った対応だ」と指摘したという。斎藤知事から結論めいた答えはなかったという。
兵庫県議会(定数86)で第2会派の維新の会県議団(21人)は9日午後、斎藤知事に辞職と出直し選をするよう申し入れた。【東久保逸夫】

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