小泉進次郎氏 労働市場改革「解雇の自由化考えていない」 高市氏は改革の“副作用”を懸念

自民党総裁選に立候補した小泉進次郎元環境相(43)が12日、フジテレビ系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)に生出演し、総裁選公約に掲げた解雇規制の見直しについて説明した。

番組では立候補9人全員に均等な時間を与えられ、複数のテーマについて方針を語った。高市早苗経済安保担当相(63)からは、G7諸国の中では日本よりイタリア、フランス、ドイツの方が解雇しにくいとデータを示され、「労働市場を自由化したら、より生産性が高く賃金高いところに移動できずに失業してしまう可能性はないですか?」と指摘された。

小泉氏は「まず誰もが働きやすい自分らしい働き方を実現するための労働市場改革」だとし、「自由化と言ってますが、解雇の自由化なんてまったく考えていません」と反論した。「今、中小企業は事実上、日常的に人員整理されてしまっている」と現状を説明しつつ、「正規、非正規の格差解消のための労働市場改革をやりたい」と意図を補足。「そのために、大企業にセーフティネットとして、リスキリングの義務づけ、再就職の支援の義務づけをやっていきたい」と訴えた。

こうした訴えに、高市氏は「ただ、失業者は増やしたくない」とし、小泉氏が掲げる改革の“副作用”を心配していた。

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