知事選で斎藤元彦氏を推薦した維新「改革したいと思うなら、辞職して出直し選挙をするべきだ」

兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラなどの疑惑を内部告発された問題で、県議会の全議員86人が19日午後、斎藤知事への不信任決議案を共同提案した。
提案理由を述べた最大会派の自民党(37人)に続き、第2会派の維新の会(21人)も「県民が十分納得できるものではないとの声が大きく、職員とのコミュニケーションの欠如も明らかになった。県政はあらゆる方向で停滞し始めている」と指摘し、不信任案に賛成する意向を示した。
維新は2021年の県知事選で斎藤知事を推薦。今回の問題について、「真相究明が先だ」として静観していたが、党内でも厳しい対応を求める声が強まり、方針転換していた。
不信任決議案は即日採決され、可決される見通し。斎藤知事が県議会解散や出直し選挙に踏み切るかが焦点となる。
維新はこの点についても、「議会の解散を行えば、余計な選挙費用がかさみ、メリットは何もない。県政の改革をさせてほしいと思うならば、責任を取って辞職し、出直し選挙をするべきだ」とけん制した。

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