NHK、中国語ラジオで前日のニュースを放送 収録間に合わず

NHKは25日、ラジオ国際放送などの中国語ニュースで、前日のニュースを放送したと発表した。収録が予定の時間に間に合わなかったためと説明した。
前日のニュースを伝えたのは、25日午後1時1分から14分間、ラジオ国際放送とラジオ第2放送で放送された中国語ニュース。25日昼に当日のニュースを収録する際、翻訳の誤りが発覚。修正する時間がなかったため、前日のニュースを丸ごと放送したという。
同ニュースを巡っては、8月19日、中国籍の外部スタッフが沖縄県・尖閣諸島について「中国の領土」などと生放送中に発言。その後、同ニュースの放送は事前収録に切り替えていた。同局は「再発防止を進める中で、このようなことが起きたことをおわびします」とのコメントを発表した。外部スタッフの問題を受けて、NHKは、稲葉延雄会長ら役員が報酬の一部を返納した他、総務省から行政指導を受けた。【井上知大】

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