元タレントの羽賀研二(本名・当真美喜男)容疑者(63)=沖縄県北谷町=が25日、虚偽の公正証書を作成し、強制執行を妨害するなどしたとして、強制執行妨害目的財産譲渡仮装などの疑いで愛知県警に逮捕された。特定抗争指定暴力団山口組弘道会系組長松山猛容疑者(69)=名古屋市=、羽賀容疑者の元妻当真麻由容疑者(47)、司法書士の野崎史生容疑者(57)ら計7人が逮捕され、日本司法書士会連合会は26日に公式サイトを通じ、声明を発表した。
7人の逮捕容疑は、他の者と共謀し昨年6月22日、差し押さえを免れる目的で、羽賀容疑者が所有する沖縄県北谷町の商業ビル2棟などの所有権が、羽賀容疑者が代表取締役を務める会社に移ったとする虚偽の登記をするなどした疑い。
羽賀容疑者とともに逮捕された野崎史生容疑者は、司法書士会連合会の副会長だった。日本司法書士会連合会は「当連合会副会長逮捕に関する会長談話」を公表した。
発表は以下の通り。
昨日、当連合会の野〓史生副会長が強制執行妨害や電磁的公正証書原本不実記録などの疑いで逮捕されたとの報道がありました。
被疑事実の有無については今後の捜査を待つことになりますが、報道内容が事実であるとすれば、そのような行為は到底許されるものではなく、極めて重大な事態であると厳粛に受け止めています。
当連合会の役員から逮捕者が出たことは誠に遺憾であり、国民の皆様に不安を与えたことにつきお詫び申し上げます。
当連合会としては、捜査に協力しつつ、情報収集に努めてまいります。また、事実を確認の上、厳正に対処するとともに、今後も司法書士制度に対する国民の皆様の信頼確保のために全力で取り組んでいく所存です。