日本に在留する外国人が今年6月末の時点で358万8956人となり、過去最多を更新しました。
出入国在留管理庁によりますと、今年6月末時点で日本に在留する外国人は、去年の末時点から5.2%増え358万8956人となり、過去最多を更新しました。
国籍別では中国が最多の84万4187人で、次いでベトナムが60万348人でした。
増加率が最も高かったのはミャンマーで、去年の末時点から27.5%増え11万306人でした。
在留資格別では、▼「永住者」が去年の末時点より1.2%増え90万2203人、▼「技能実習」は5.2%増えて42万5714人、▼「特定技能」は20.8%増えて25万1747人でした。
さらに今年上半期の外国人新規入国者のうち、▼「技能実習」は去年の上半期より12.7%減って7万6799人、▼「特定技能」は52.8%増えて2万9285人となり、入管庁は「特定技能の制度定着が、技能実習での新規入国者の減少に繋がった可能性がある」としています。
一方で、今年7月1日時点の不法残留者は、今年1月1日時点から1.5%減り7万7935人でした。
入管庁は「出国命令書の交付人員を増加させたことが一因と考えられる」としています。