横浜強盗殺人 容疑者「仕返しを考えると…」 指示役に従ってしまう実情が明らかに

横浜の強盗殺人事件で逮捕された22歳の男が、「仕返しを考えると断れなかった」と供述していることがわかりました。実行役が指示役の命令に従ってしまう実情が明らかになってきました。

21日、日本テレビのカメラが入ったのは、ゲーム好きだという男の部屋。机の上には雑然と物が置かれています。
実は、この部屋の住人は19日、強盗殺人容疑で逮捕されました。
宝田真月容疑者(22)。仲間と共謀して横浜市に住む後藤寛治さんに暴行を加え殺害し、現金約20万円を奪った疑いがもたれています。亡くなった後藤さんは、全身を殴られたことによる出血死でした。
宝田容疑者の祖父は…
──普段、真面目に仕事?
宝田容疑者の祖父
「そうね。(逮捕の日も)『じいじ、おはよう』って。『いってくるね』『いってらっしゃい』って」
見せてくれたのは、宝田容疑者の「証明写真」でした。
宝田容疑者の祖父
「机の上にあった。2つは使ってあった」
──何か履歴書(に使った)?
宝田容疑者の祖父
「そうだろうね。今年5月に撮っているから(使ったのは)それ以降だよね」
塗装の仕事をしていたといいますが、別の仕事を始めようとしていたのでしょうか?
──お金に困っている様子は?
宝田容疑者の祖父
「それは全然感じなかった。もう大人・成人なので、犯罪起こしたらどうなるのか、そのへんの自己判断できなかったのか」
自ら車を運転し、他の実行役ら2人を横浜市青葉区の駅などで乗せ現場へ向かったとみられる宝田容疑者。犯行グループに加わったきっかけについて…
宝田容疑者
「SNSで闇バイトに応募した。『ホワイト案件』などという投稿を見つけ、指示役とつながった」
警察によると、指示役との連絡に秘匿性の高い通信アプリを使用していて、宝田容疑者は犯行の際も電話をつないだまま指示をうけていたということです。
宝田容疑者
「個人情報を指示役に知られていたことから、仕返しや家族にも危害が加えられるかもしれないと考えると断れなかった」
闇バイトに応募した理由については…
宝田容疑者
「税金の滞納が数十万円あったので短期間で稼げるバイトを探した。初めての闇バイトへの応募だった」
部屋には税務署からのはがきが置かれていました。
ある日突然、息子が逮捕された父親は…
宝田容疑者の父親
「信じられない、まだ。もう頭の中真っ白。性格は比較的おとなしかったり、正直『うちの子がやったの?』半信半疑」
(10月21日放送『news zero』より)

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