《自民党の国会議員はどんだけ庶民感覚とズレてんだ》
ネット上でこんな声が広がっている。石破茂首相(67)が14日の参院予算員会で驚きの発言をしたからだ。
石破首相を巡っては、3日に首相公邸で自民党衆院議員1期生15人を集めて会食した際、首相の事務所が事前に土産名目で1人当たり10万円相当の商品券を配っていた問題が浮上。政治資金規正法違反の可能性も指摘される中、石破首相は同委員会で、あらためて「政治活動の寄付にあたる認識は一切持ってございません」と主張。
そのうえで、商品券を配布した理由について「高額なお土産というよりも、本当に苦労した方々に私は食事を差し上げることもできませんので、もしもしできたらば、ハンカチでも買ってねと、お菓子でも買ってねという思い」と釈明した。
この答弁に対し、SNS上では《10万円のハンカチってあるのか》《10万円分の菓子?うまい棒なら6600本以上買えるぞ》といった驚きの声が続出したのだが、中には《これは麻生太郎さんを超えるな》との意見も。
84歳の麻生氏といえば首相時代、2008年10月の参院外交防衛委員会で「カップ麺」の値段を野党議員から問われるとこう発言していた。
「最初に出た時、えらく安かったと思うが、いまは400円くらいします?」
野党議員が呆れた様子で「170円くらい」と答えていたが、当時も《400円のカップ麺なんてあるのか》《麻生さんが食べているのはトリュフ入りのカップ麺か》などと話題になった。
ちなみにネット上などで高級ハンカチを検索すると、どれだけ高額であっても2万円程度だ。石破首相は「金額が一般の常識とかけ離れているとのご指摘は、それは大変申し訳ございません、私の足らざるところでございました」と言っていたが、これではコメの値段の爆上がりなどに気づくはずもない。
「世界一高い」と追われる日本の国会議員の歳費はやはり、大幅に下げるべきではないか。
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今夏の参院選を控え、公然と石破首相批判が出てきた自民党。関連記事【もっと読む】では《「石破降ろし」加速へ…10万円商品券配布バレ、深夜の公邸会見で記者にネチネチ逆質問の完全墓穴》…を取り上げている。