「小遣い欲しさに闇バイト」金のネックレス約3200万円相当を強盗か 「実行役」「回収役」など少年ら4人を逮捕 福岡県北九州市

今年6月、福岡県北九州市の貴金属店から約3200万円相当の金のネックレスが奪われた事件をめぐり、「実行役」と「回収役」など計4人が逮捕されていたことが捜査関係者への取材で分かりました。
実行役の2人は少年で取り調べに対し「闇バイトです」などと話し、容疑を認めているということです。
この事件は今年6月5日午後6時すぎ、小倉北区竪町の貴金属店に刃物を持った2人組が押し入り、店員に「金を出せ」と脅し、金のネックレス22点(時価総額約3200万円相当)を奪って逃走したものです。
当時、店は営業中でしたが客はおらず、けが人はいませんでした。
警察が強盗事件として防犯カメラの映像を解析するなど捜査を進め、福岡県内に住む少年2人を強盗などの疑いで逮捕していたことが捜査関係者への取材で分かりました。
取り調べに対し、「これは闇バイトです」「小遣い欲しさにやった」などと話し、いずれも容疑を認めているということです。
少年2人は知人で、秘匿性の高いSNSを通じ指示役の人物に従って犯行に及んだとみられています。
少年の1人が奪った金のネックレスをリュックサックに入れて、福岡市中央区の公園のトイレに隠したということですが、「回収役」としてそれを受け取ったとして、21歳の男が組織犯罪処罰法違反の疑いで逮捕・起訴されています。
少年2人と男に面識はなかったということです。
また、この事件とは別の事件で、21歳の男を犯罪の指示役である氏名不詳の人物に紹介したとして、26歳の会社員の男を職業安定法違反の疑いで逮捕しました。
警察は犯罪の実行役をSNSなどで募集する「闇バイト」による組織的な犯罪とみて事件の全容解明を進めています。

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