「ドデカいタケノコを満面の笑顔で抱えて」「両手に立派な赤ダイコン」前橋・小川晶市長の農産物への“並々ならぬ愛”《父親が農民運動のリーダー》

群馬県前橋市の小川晶市長(42)が部下である市役所幹部の既婚男性X氏と繰り返しラブホテルを利用していた問題。10月2日、約2時間にわたり市議らに対して再説明したが、全員の納得を得ることはできなかったようだ。翌3日、市議会は小川市長に全会派共同で申し入れ書を渡して、早期に進退を決断するよう求めた。
〈前橋のイメージを悪化させた〉など厳しい批判に晒されている小川市長だが、彼女の明るい人柄に魅了された支援者は多い。小川市長が20代のときからの付き合いだという支援団体幹部の松村健助氏は、「ビジュアルはさることながら、オーラもあるんだよね。人を引きつける力」と太鼓判を押す。
「『竹の子会』というのが毎年4月29日にあるんだけど、今年も参加してくれてね。みんなでうちの裏庭でタケノコを取ってお昼にそれを食べるんです。その時にも、彼女に挨拶を突然お願いしたんだけど、サッと気の利く事を喋ってくれてさ。何言ったか忘れちゃったけど、とにかくその場が盛り上がるんだよ、明るくなるというかさ。そういうのって大事だろ?
とにかく政治家として必要な挨拶やスピーチが上手いのよ、それが彼女の魅力だね。ドデカいタケノコ持って笑顔をふりまく市長なんて、なかなかいないよ」
たしかに提供してもらった写真の中で、小川市長はラフな服装に身を包み、大きなタケノコを手に満面の笑みを浮かべている。しかし、小川市長が手にした”ドデカいもの”はタケノコだけではない。両手で立派な赤ダイコンを持つ姿や、カメラに向かって大きな白菜をアピールする姿などもInstagramに投稿している。
全国紙記者が語る。
「小川市長は、”前橋の農業をもっと盛り上げたい”という思いを強く持っているようです。『農業は農家だけの話ではない』として、JA前橋市と連携した環境配慮型農業の推進や、農産物の販売イベントなどに注力してきました。
農産物への並々ならぬ愛のルーツは、小川市長の父親にあるのかもしれません」
小川市長は大学卒業後、弁護士として前橋市内の事務所に勤務して、28才で群馬県議選に初当選。昨年2月に前橋市初の女性市長に就任したが、もともと出身は千葉県だ。彼女の父親は、どんな人物なのか。前出の全国紙記者が明かす。
「小川市長の実家は、千葉県匝瑳市の米農家なのですが、実はお父さんがちょっとした有名人なんです。農民の立場から政治に物申す”全国農民会議”の共同代表を務める人物で、空港建設反対デモなどにも参加していた”闘士”です。
そんな父親のもとで育ち、小川市長は、自然と農業に強い感心を抱くようになったのではないでしょうか。市長選に出馬した際も、農畜産業への支援強化を公約に掲げていました」
小川市長が野菜を手にするときの笑顔は、決して支援者へのアピールなどではなく、心の底から湧いたものだったのだろう。

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