犠牲11人に献花=台風19号から6年―宮城・丸森町

2019年の台風19号(東日本台風)による記録的豪雨災害から6年となった12日、甚大な被害を受けた宮城県丸森町で、犠牲者の冥福を祈って遺族らが献花した。
同町では阿武隈川水系の複数河川で堤防が決壊し、県内で最も多い11人が死亡(関連死1人を含む)、1人が行方不明となった。昨年までは町内の施設で追悼式を行っていたが、5年の節目を過ぎたことなどから規模を縮小。町役場1階に献花台が設けられ、午前10時には町内全域で追悼のサイレンが鳴らされた。
母と姉、妹の夫を亡くし、妹が行方不明のままの天野民子さん(74)は献花後、「早く見つかってほしい。ずっと心配している」と話した。保科郷雄町長は「鎮魂の日として忘れることなく、次世代につないでいきたい」と述べた。 [時事通信社]

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