静岡市葵区役所の職員が、生活保護受給者 3950人分の個人情報が記載された資料が入ったバッグを電車に置き忘れる事案があったと静岡市が発表しました。
静岡市によりますと、12月2日午前8時ごろ、葵福祉事務所 生活支援課の職員が、生活保護受給者など3950人分の個人情報が記載された資料が入ったバッグを電車の中に置き忘れました、
電車は、職員が下りた駅止まりで、そのまま車庫に入ったため、車庫の駅員2人により落とし物として回収されました。
この回収の際、バッグの中身を確認した車庫の職員2人に、個人情報が漏えいしました。
バッグの紛失に気付いた市職員は、当日の昼前に上司に報告。バッグは忘れ物として保管されていることを確認し、鉄道会社側の都合で、翌日になってバッグを回収したということです。
置き忘れた資料には、生活保護受給者とその関係者あわせて3950人分の氏名・住所・電話番号、一部の受給者のマイナンバーや病歴などが記載されていました。
葵生活支援課では、職員の勤務時間外に生活保護受給者が死亡するなど緊急事態に対応するため、当番職員が資料を持ち帰っていましたが、今回の事案を機に、持ち帰りをやめ、緊急事態には庁舎に出勤して対応するように変更した、ということです。