旧統一教会の「宗教2世」9人が教団に損害賠償求め提訴…「家庭崩壊の責任問う」

世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の信者を親に持つ20~40歳代の「宗教2世」の男女9人が18日、信教や婚姻の自由を侵害されたとして、教団に計3億1900万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。全国統一教会被害対策弁護団によると、2世が教団を訴えた集団訴訟は2件目。
原告らは訴状で、教団の教義に基づき、信者である親から「恋愛は堕落の始まり」「原理に反する行動は地獄に落ちる」などと教え込まれたと主張。異性との交際や進路選択などについて自由な意思決定を行うことができず、精神的被害を受けたとしている。
教団の宗教2世による集団訴訟は、1次提訴分と合わせて原告が計17人、請求総額が約6億4200万円となった。弁護団長の村越進弁護士は「訴訟で家庭崩壊の被害の法的責任を問いたい」と述べた。
教団は「訴状が届き次第、対応を検討する」とコメントした。

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