熊本県で7月28日に発生した最大震度7の地震を受け、被災地での救助活動支援で派遣された兵庫県警広域緊急援助隊の隊員が5日、警察官を志望する学生たちに現地での活動を語った。
同隊は地震発生を受け、7月29日に約120人体制で出発。同30日から今月1日まで爆発事故で多数の死傷者や行方不明者が出たイオンモール熊本(同県嘉島町)で、同じく派遣された警視庁や大阪府警の隊員らとともに救助活動にあたった。
この日、学生たちへの講話で同隊大隊長の小谷淳警視は「すさまじい破壊力で建物が倒壊していた。現場が粉々になっているのは目にしたことがなかった」と状況を説明。建物内ではガスのにおいがする場所もあったといい、「ガス検知器で濃度を確認した上で資機材を使うなどした」と振り返った。
講話では、当時の活動状況を撮影した動画も再生された。参加した兵庫県明石市の高校3年、西脇海里さん(18)は「ニュースでは見られない映像を見て、自分でもできることをしたいと考え方が変わった」と話した。