高市政権発足から21日で1年です。内閣支持率は依然として高い水準ですが、その背景を取材しました。
国会前で話を聞いたのは、会社員の久保田さん。見せてくれたのは高市首相のグッズ。
“推し”が高市首相の久保田さん(29)
「いつもだいたい持ち歩いているのはアクスタ」
さらに。
“推し”が高市首相の久保田さん(29)
「かわいらしいなと思う写真に合うカードケースを作って」
1年前から続けているという、高市首相の“推し活”。グッズを持ち歩くだけでなく、選挙区などの聖地巡礼のほか、全国の演説も聞きに行ったといいます。
“推し”が高市首相の久保田さん(29)
「高市さんの選挙区は1回見ておきたいなって思ったので。ちょっとあれですね、ロケ地巡り的な感覚で」
もともとは政治に興味がなかったという久保田さん。それが変わったきっかけが。
“推し”が高市首相の久保田さん(29)
「TikTok見ていたときに、去年のAPECの時に色々な首脳に声をかけているところがあって。すごく親しみを覚えて」
以来、政治の勉強をはじめ、国会の質疑などを聞いて、政策を自分なりにまとめています。
“推し”が高市首相の久保田さん(29)
「高市さんが(Xで)発信したら、自分なりの解釈でまとめるように。私も含めて政治への関心が高まったのではないかなと思っていて。高市さんには長く総理を続けてほしいと思っています」
最新の世論調査で、高市内閣の支持率は57%。不祥事で初めて閣僚が“更迭”された影響は、ほとんどみられませんでした。
支持率を支えているとみられるのは、久保田さんのような、高市首相個人を支持する人の存在。
さらに、政権幹部が指摘するのは、“岩盤支持層”である“保守層”です。
そのひとつが、日本最大規模の保守系団体「日本会議」。憲法改正などを訴え、“美しい日本の再建”を目指す組織です。
設立30年を記念する会合が開かれていたこの日、カメラが捉えたのは、政権のナンバー2、木原官房長官の姿。会合には国会議員などおよそ2000人が出席。会合の参加者に冊子を見せてもらうと、憲法改正に向けた意気込みが。
高市総裁(冊子に掲載された文章)
「憲法は国の礎であり、根幹であるからこそ、その価値を摩滅させないためにも、時代の要請に合わせて、本来、定期的な更新が図られるべきです」
日本会議の会合参加者
「安倍元首相の意志を引き継ぐ現在の高市政権には、全面の支持の方々ばかりだと思います」
日本会議関係者は。
日本会議関係者
「高市内閣の保守的政策は、日本会議の目指してきた政策・課題とほとんど一致している」
21日で政権発足1年となる中、依然として高い支持率の高市内閣。ただ、専門家は“危うさ”を指摘します。
中央大学・中北浩爾教授
「(今の政権は)支持率に裏付けられた選挙での勝利っていうところが一番の原動力になってる。そういったものが落ちてきたときに粘り腰を発揮できるかというと、ちょっとそこは心もとない」
安定した政権運営に求められることとは。
中央大学・中北浩爾教授
「官邸について言うと、もう少しチームワークを発揮して、任せるべきは任せる。党との関係ももう少し連絡を密にしてコミュニケーションをとっていった方が、ハレーションは少ないんじゃないか」
(10月20日放送『news zero』より)