公園遊具で飛び出た金具、男児が太もも7針縫うけが…目視点検で異常確認できず

長崎県諫早市飯盛町の「月の丘公園」で今年3月、遊具から飛び出ていた金具で、男児(当時5歳)が太ももを約10センチ切るけがを負っていたことが、同市への取材でわかった。
市緑化公園課によると、事故があったのは3月25日。男児は、トンネル状の筒の中を上り下りする「トンネルクライミング遊具」で遊んでいた際、金具に接触し負傷した。
切り傷は約10センチで、7針縫ったという。クライミング遊具には、足や手を掛ける突起が付いているが一部が劣化し、固定するための金具がむき出しの状態になっていたという。市は事故を把握した直後に使用を禁止し、5月に遊具の一部を撤去した。
同課によると、毎月の月末に行う目視の定期点検で、異常は確認されていなかったという。同課は「事故を受け、定期点検は目視ではなく、実際に触れたり使用したりする方法に改めた。再発防止に努めたい」としている。

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