東京都台東区の松村智成区議(50)=自民=が9月の区議会で「偏向した教材や偏った指導があれば(児童たちを)同性愛へ誘導しかねない」と発言した問題で、区議会自民党は6日、「配慮に欠ける表現があった。おわびと取り消しを申し出る」と発表し、松村氏を厳重注意したことを明らかにした。
松村氏の発言は9月20日の一般質問で、6月に議員立法で成立したLGBT理解増進法について、区の教育現場での取り組みを質問する際に出た。当事者団体からは「科学的に間違っていて差別的。謝罪、撤回すべきだ」と批判の声が上がっていた。本会議最終日の10月26日に松村氏が発言の取り消しと謝罪をする予定という。【南茂芽育】