北部方面総監部によりますと、陸上自衛隊第5施設隊が、十勝の鹿追町の然別演習場で実施していた射撃訓練で2023年8月28日午後1時まえ、発射した砲弾のうち1発が意図しないところに発射され、着弾が確認できていない状況だということです。
訓練に使われていたのは84ミリ無反動砲で、北東方向の的に向かって射撃が行われていましたが、訓練後、的や周辺に着弾した痕跡が見られず、訓練していた部隊が、演習場内を探しているということです。
演習場外へ着弾した可能性もあるということですが、射撃が向かった北東方向は山林となっていて、民家はないとみられています。
行方不明になっている砲弾は、不発弾になっている可能性もあるということで、北部方面総監部は森林管理局や警察に情報提供し警戒をしています。