岸田首相と公明党の山口代表は4日午後、国会内で会談し、衆院選における自民・公明両党の東京での選挙協力に関する合意文書に署名した。
両党は小選挙区の候補者擁立をめぐって対立し、東京での選挙協力を解消する方針だったが、先月31日に両党首が会談し、協力を復活させることで合意していた。
両党首の合意では、東京29区に公明党が擁立する候補者を自民党が推薦し、それ以外の区の自民党候補者については、調整がついたところから公明党が推薦するとしている。また、次々回の衆院選に向けて公明党が東京で2人目の選挙区候補者を擁立することを共通目標に取り組むとしている。
署名後、山口代表は記者団に対し、次の衆院選での東京の自民党候補者への公明党の推薦については、あくまで「個別の事情を踏まえて」であるとし、調整が整わない場合は推薦しない姿勢を強調した。