政府は、京都・兵庫・鳥取の3府県を中心に大きな被害が出た、8月の台風7号を「激甚災害」に指定することを閣議決定しました。
台風7号は8月15日、和歌山県の潮岬付近に上陸し、暴風や記録的な大雨で近畿や中国地方を大きな被害が出ました。
京都府福知山市では住宅8棟が全壊し、20棟が床上浸水しました。
政府のとりまとめによりますと、近畿6府県で合わせて534棟の住宅に被害が出たほか、52人が重軽傷を負いました。
政府は6日の閣議で、台風7号を「激甚災害」に指定しました。
台風7号で被災したすべての市町村で今後、農業施設や林道の復旧に関して国の補助率が引き上げられるなどします。
松村祥史防災担当大臣は会見で、「財政面や資金面に不安なく、災害復旧に取り組んで頂きたい」と述べました。