16日午前、福岡県那珂川市の小学校で運動会の練習中に小学2年の女の子と教員がサルに襲われ負傷しました。いずれも軽傷ということです。
◆サル1頭が小学校に侵入
16日午前10時半前、福岡県那珂川市の岩戸小学校で運動会の練習中にサルが出没しました。
◆追い払おうとした教員も襲われる
警察によりますとサルは、小学2年の女の子に飛びかかり腰にかみついた後、追い払おうとした50代の男性教員にも襲いかかったということです。
◆2人は病院で手当
2人は、病院に運ばれ手当を受けていますが、いずれも軽傷だということです。
◆「体長1メートルくらい」
小学校の関係者によると、児童や教員を襲ったサルは「体長が約1メートルくらいではないか」ということです。
◆今後は「教員に警棒を持たせる」
岩戸小学校によると、当時は、1年生と2年生約60人がグラウンドで運動会の練習中で、入退場の練習をしていたところ、サルが現れ女の子を襲いました。サルは裏門を乗り越えて学校のグラウンドに現れ、正門を乗り越えて山の方へ逃げていったということです。今後は体育館での練習に変更するほか、グラウンドでしかできないものについては、教員に警棒などを持たせて警戒しながら行う予定です。
◆今後は「集団下校」に
16日午後、保護者に放課後や休日の過ごし方、戸締りなどについて注意喚起のメールをするほか、教員や地域の人が見守りし集団下校することにしています。
◆周辺地域でサル被害相次ぐ
那珂川市や隣接する福岡市南区では、9月以降、子供を含め住人がサルにかまれるなどの被害が相次いでいて警察が注意を呼びかけています。