渋谷駅の改良工事で18日から2日間、JR山手線の一部区間が運休になります。特に“困った”事態になっているのが、「目白駅」でした。
◇
17日、渋谷駅で出会った大学生が所属するサークルのグループLINEには「合宿当日、山手線が運休しているようなので、皆さんご注意ください」という文字がありました。
大学生(20)
「サークルの合宿で(山手線を)使う」
――どこで待ち合わせ?
大学生(20)
「新宿駅です。今回は(山手線で)行けないので、(自宅から)大井町線と東横線と副都心線使って、新宿三丁目まで行きます」
「年に4回しかない合宿に、ちょうどかぶるなんて、びっくり」
18~19日という土日の2日間、JR山手線は一部区間が運休になります。区間は、大崎駅と池袋駅の間で、18日(土)は外回りが、19日(日)は内回りが終日運休となります。そのほかの区間も本数を減らして運転するとしていて、2日間で約64万人に影響が出るということです。
◇
今回の山手線の一部運休は、渋谷駅周辺の再開発にともなう改良工事のため実施されるものですが、なかでも大きな影響が出るとみられているのが、「目白駅」です。
実は「目白駅」を通る路線は、山手線のみ。
目白の大学に通う大学生(18)
「焦ってる」
――明日あさって(18・19日)って大学ある?
目白の大学に通う大学生(18)
「あります」
「池袋から歩いてくるしかないかな。20~30分で行けなくもない」
目白駅前にあるフレンチレストラン「ブラッスリー ラ・ムジカ」は、山手線の運休前からすでに、2日間で11件のキャンセルが入っていて、売り上げが3割減になるといいます。
目白のフレンチレストラン・オーナー
「仕方ないと思いますけど、残念は残念。そんななかでも、来てくれた方に、一生懸命仕事させていただく」
◇
今年1月に続いて行われる渋谷駅の大規模工事。今回は、山手線の線路とホームを最大20センチ高くする工事を実施します。今後、通路の天井を高くする工事も行われれば、歩きやすくなるといいます。
渋谷駅の再開発にともなう工事による「運休」は今回が最後の予定で、今後は駅のバリアフリー設備などを整備するということです。
中島芽生キャスター
「中川さんは、大学で建築学を学ばれたんですよね」
中川大輔さん(俳優・モデル 「news zero」金曜パートナー)
「はい。しかも僕、卒業制作で“明大前駅の改修”というテーマでやったので、すごく興味深いニュースでした」
中島キャスター
「(渋谷駅が今後)もうちょっと、こういうふうに変わっていったらいいのにな、と思うことはありますか?」
中川さん
「渋谷駅でいうと、いつも使えていた道が、“次の日から急に使えなくなる”とかあるじゃないですか。朝とかにそれをくらうと結構パニックになっちゃうので、動線という点では、もっと分かりやすくなってくれたらいいな、と思います」
中島キャスター
「例えば、どういうところ?」
中川さん
「イメージでいうと、品川駅のように1本広い通路があって、そこからいろんな線におりていくというのだと、一目見たときに『あ、何番をおりれば、何駅に行ける』というのがパッと見でわかるので、渋谷駅もそういうふうな形になったら、もっとわかりやすいんじゃないかなと思います」
中島キャスター
「確かに、そうですね。渋谷って、観光地もほんとにたくさんありますからね」
中川さん
「ミヤシタパークとか、人が集まる成功した観光地・スポットがあるので、駅が完成したら、もっと魅力的な街になるんじゃないかなって思います。楽しみです」
(11月17日放送『news zero』より)