『病院移転の白紙撤回』掲げて当選した市長が謝罪「公約は果たせなかった」

「白紙撤回」という公約に揺れる兵庫県三田市。田村克也市長が会見で謝罪しました。 今年7月に「三田市民病院の神戸市北区への移転の白紙撤回」を公約に掲げて当選した三田市の田村克也市長。しかし、就任後に「辞書でいう白紙撤回の意味と自分の理解は違う」「白紙撤回とは再編統合を取りやめるのではなく、市民に情報を広く伝えること」と主張して、市民から「公約違反だ」と批判の声が上がっていました。 そして、11月24日の市議会で、田村市長は「病院の再編統合計画を本日をもって再開する」と表明。直後に市議らから問責決議案が提出され、賛成多数で可決されました。 その後に会見を開いた田村市長は、当選後に考えが変わったと認め、謝罪しました。 (三田市 田村克也市長)「いわゆる選挙公約の1つである地域医療の充実化のプロセスにおいて、白紙撤回と掲げていましたので、それは白紙撤回という公約につきましては果たせなかった。それにつきましてはお詫び申し上げたいと思っております」 一方、辞職する考えはあるか?と問われた田村市長は『考えていない』としました。

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