愛知県東郷町の井俣憲治(いまたけんじ)町長(57)が、職員にパワハラやセクハラとみられる発言をしていた問題で、27日に臨時会が開かれましたが、出席議員の4分の3以上の賛成がなく否決されました。
臨時会には16人全員が出席し、賛成した議員は10人。反対した議員は6人でした。
〈賛成した議員〉・石原えりか議員・髙橋道則議員・高木佳子議員・山下茂議員・石橋直季議員・山田達郎議員・加藤宏明議員・水川淳議員・若園ひでこ議員・門原武志議員
〈反対した議員〉・加藤のぶひさ議員・中野まさひろ議員・熊田彰夫議員・こう田さとみ議員・加藤啓二議員・菱川和英議員
東郷町の井俣憲治町長をめぐっては、「死ね」などというパワハラ発言や、着ぐるみを着た女性職員に抱きついたりするセクハラとみられる言動があったと、複数の職員がアンケートに回答しています。
その後、16日の会見で井俣町長は、ハラスメントかどうかは「当事者の受け取り方次第」で、セクハラについては「自分としては認識はない」などと強調していました。
町役場では井俣町長のハラスメントについて、年内中をめどに全職員を対象にし、アンケート調査を実施する予定です。
井俣町長は、その調査結果を検証する第三者委員会の結論の後に、進退を判断する考えです。