今夜は満月 11月の満月は別名「ビーバームーン」とも

今日11月27日(月)は満月です。11月の満月はアメリカの農事暦で「ビーバームーン」とも呼ばれます。関東周辺では晴れて、お月見に問題のない天気となりそうです。寒さ対策をしてお月さまを見上げてみてください。
関東は天気回復 夜は晴れてバッチリ
今夜は前線を伴った低気圧が日本海から北海道方面に接近してきます。はじめに温暖前線の雲が近づいてくる東北の日本海側では昼間のうちから、北海道の日本海側では夜には雨や雪の降り出すところがあり、月を見るのは厳しそうです。山陰や九州北部でも次第に雲が厚くなってきます。近畿でも今夜は雨の降るところが多く、明け方に雲が取れれば月が見られる可能性がある程度です。その他の各地も低気圧に向かって流れ込む湿った空気の影響で、日本海側ほど雲の多い天気が予想され、西日本太平洋側も雲の多くなるところがあります。ただ、満月は明るいので、雲の隙間や雲越しに見られるところはありそうです。関東は雲が少なく、バッチリ見られる予想です。昼間と比べると気温がかなり下がるので、外に出る際は防寒を万全にしてください。▼各地の日の入り時刻・月の出時刻根室 日の入り 15時45分 月の出 15時19分仙台 日の入り 16時17分 月の出 15時55分東京 日の入り 16時28分 月の出 16時08分大阪 日の入り 16時48分 月の出 16時28分福岡 日の入り 17時11分 月の出 16時52分那覇 日の入り 17時37分 月の出 17時22分
11月の満月、英語で”Beaver Moon”
農事暦における満月の呼び方
アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前を、動物や植物、季節のイベントなど実に様々につけていました。農事暦(The Old Farmer’s Almanac)によると、アメリカでは11月の満月を「ビーバームーン(Beaver Moon/ビーバー月)」と呼ぶようです。この名前がつけられた理由は、11月はネイティブアメリカンがビーバーを捕まえるワナを仕掛ける時期という説と、ビーバーが冬の為のダム作りを始める時期という説が有力ですが、定かではありません。
満月とは
太陽、月、地球の位置関係
満月の瞬間がいつになるのかは、太陽・地球・月の位置関係によって計算ができます。地球から見て、太陽の方向と月の方向の差(黄経差)が0度の瞬間が朔(新月)、90度の瞬間が上弦(半月)、180度の瞬間が望(満月)、270度の瞬間が下弦(半月)と定義されていて、およそ1か月弱で1周します。つまり満月は、地球から見て太陽と月がほぼ正反対の方向にならぶ瞬間(太陽、地球、月の順に、ほぼ一直線にならぶ瞬間)を指します。この位置関係の変化によって、地球から見ると月に太陽光が当たっている部分が変わるため、三日月や上弦、満月、下弦など、満ち欠けが移り変わっていくことになります。出典・参考The Old Farmers’ Almanac,国立天文台「ほしぞら情報」,国立天文台「暦計算室」

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