「脅迫はがき」で逆転有罪 日本語分かりにくいが…

「殺害して天罰下る」は日本語が分かりにくくても脅迫に当たる―。知人を脅す文言を記したはがきを送ったとして、脅迫の罪に問われた田中春生被告(76)の控訴審判決で、東京高裁は28日、一審横浜地裁の無罪を破棄し、懲役6月、執行猶予3年の逆転有罪を言い渡した。
地裁は1月の判決で、はがきの文言は「知人が被告を殺害すれば、知人に天罰が下る」との意味で、被告には害悪を加える意図がなかったと判断していた。だが高裁の大野勝則裁判長は「日本語の文章として分かりにくいが、一般人が読めば天罰として殺害される趣旨と理解するのも自然だ」と述べた。

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