日本大のアメリカンフットボール部員を巡る違法薬物事件で、覚醒剤を麻薬と誤認し所持したとして麻薬取締法違反(所持)の罪に問われた北畠成文被告(21)は1日、東京地裁(池田知史裁判官)で開かれた初公判で起訴内容を認めた。被告人質問では「部内で10人程度が大麻を使っていたと思う」と説明し、寮の空き部屋に集まって月1回から週数回ほどの頻度だったと明らかにした。
検察側は論告で「厳しい処罰が必要だ」と指摘して懲役1年6月を求刑し、弁護側が執行猶予付きの判決を求めて即日結審した。判決は来年1月9日。
8月以降、北畠被告ら3人の部員が逮捕され、アメフト部は廃部になる。