「生き残ってしまった罪悪感が今も存在します」事件で負傷した男性 京アニ裁判

京都アニメーション放火殺人事件事件で負傷した男性が、6日の公判で被告に「命をもって償ってほしい」と述べました。
青葉真司被告(45)の21回目となった公判では、事件で負傷した被害者が意見を述べました。
当時、京アニの第1スタジオ内にいたという男性は、「証言に立つということは、自らをあの時に戻すということで葛藤があった」と打ち明けた上で、「生き残ってしまった罪悪感が今も存在します」と語りました。
そして青葉被告に対し「いかなる刑をもってしても償うには足りない。命をもって償ってほしい」と述べました。
青葉被告はその後の被告人質問で、「昔ほど徹底的にやりかえしたりという考え方は減ってきている」、「もしこんな環境(拘置所でリハビリを受けていること)に置かれていれば、恐らくこんな事件は起こさなかったと思います」と語りました。

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