〈柏・傷害致死で再逮捕〉「また人を殴って死なせましたか…」恋人を20分間殴り、その後死亡させた全身タトゥー男(22)は、高1男子をボコボコにして失血死させた過去も…事件後も楽しそうにSNSを投稿

今年9月、千葉県柏市末広町のマンションで同居していた斎藤瑞希さん(24)に対し、約20分間にわたって暴行を加えたとして傷害容疑で逮捕されていた小松魁人容疑者(22)が傷害致死の疑いで再逮捕された。小松容疑者は斎藤さんの背中を鈍器のようなもので圧迫するなどして暴行を加えて死亡させたとして、千葉県警は現在捜査を進めている。
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黒いベンツに乗った全身タトゥーが入った小松容疑者
「逮捕状の内容があまりにも事実と異なる」男はそう言って容疑を否認しているという。9月23日ごろ、小松容疑者に鈍器のようなもので暴行を加えられた斎藤さんは自宅マンションで倒れていたところを救急搬送され、搬送先の病院で死亡が確認された。

近隣住民が当時の様子を振り返る。「事件の1、2ヵ月前から黒いベンツに乗った全身タトゥーが入った小松容疑者を何度か見かけるようになりました。いかにもって感じのヤカラに見えたので、『怖いね』なんて話していたんです」斎藤さんは9月10日にも、小松容疑者からおよそ20分間にわたって暴行を受け、2週間後に死亡した。捜査関係者が語る。「小松容疑者は被害者とは交際関係にあり同居していて、動機について『昔の彼女に戻ってほしかった』などと供述していた。被害者の顔を殴るなどし、全身にケガを負わせた小松容疑者は、すでに傷害容疑で逮捕され起訴されている。司法解剖の結果、被害者の死因は判明していないが、暴行による出血性ショックと見ている」
トラブルメーカーだった小松容疑者(知人提供)
事件の3~4ヵ月前に柏市内のキャバクラ店で働き始めた小松容疑者は、そこで働いていた斎藤さんと出会った。2人を知る知人は当時をこう振り返った。「小松くんが勤めて1ヵ月ほどで2人は付き合いはじめ、すぐに禁止されている『風紀』(スタッフ同士が交際すること)がバレて、2人ともお店を辞めました。瑞希はもともとこの辺りで飲み歩くのが大好きだったんだけど、小松くんと付き合い初めてぱったり飲み歩くのをやめました。昔から仲の良かった連中も瑞希と連絡が取れなくなりましたし、小松くんの束縛が激しかったんでしょう。瑞希は明るくて可愛いらしい本当にいい子だったんですけどね……」
逮捕直前まで友人と遊びに出かけていた
事件後も小松容疑者は柏市をベンツで走る姿を目撃されたり、逮捕直前まで友人と遊びに出かけるなどしていたという。小松容疑者の知人も首を傾げる。「遊んでいる様子をSNSにあげたり、ふだんと変わらないどころか超楽しそうだった。仲間に『女を殴って死なせた』とは言いにくかったのかもしれませんが、その辺だけを見たらやっぱりどこか人として欠落してたのかなと思ってしまいますね」
小松容疑者(知人提供)
以前より小松容疑者の周囲はとにかくトラブルや事件が絶えなかったという。2022年に小松容疑者は柏市のキャバクラ店で勤めていたが、当時を知る関係者はこう語った。「店に警察が何度も来たことがあった。一度目は女の子を脅迫したとかで、二度目は友人に貸した金のカタにキャデラックを受け取ってきたことが問題だったみたいでした。この時は逮捕はされたものの20日間拘留され不起訴になっています。警察だけでなく柏市に来る前にいた茨城のほうからも女や金がらみの話で小松くんについて問い合わせがしょっちゅうありました」キャバクラ店などを転々としていた小松容疑者は土浦市の風俗街でも知られた存在だった。かつて小松容疑者と一緒に働いていた30代の男性は『小松くんは勤務態度は真面目』と語ったが、やはり気性の激しさは感じていたという。「女の子にも優しく接していたし、同業者たちの評判は高かったけど、一度だけ、他のスタッフとつかみ合いの大ゲンカをしたことがあって、一度頭に血がのぼると収まらなくなるタイプなんだと思ったね」
小松容疑者は13歳のころに高1男性を…
これまで集英社オンラインでは小松容疑者について#1、#2、#3で詳報してきた。その中では小松容疑者が13歳のころに起こした“初犯”についても報じている。2015年1月26日、宇都宮市の集合住宅に住む高校1年生のAさん(16)が、顔面などを殴られ自宅の玄関で死亡していた事件だ。事件当時、Aさんは足首を骨折しており松葉杖を使用していたが、小松容疑者はその松葉杖を使って殴打を繰り返したという報道もあった。Aさんの死因は全身打撲の失血死で、小松容疑者は「かっとなってやった」と供述していた。同じ中学の先輩後輩だったという2人は同じ集合住宅に住んでおり、ふだんから仲良く遊ぶ姿も度々目撃されていた。近隣住民が当時を振り返り、眉をひそめていう。「それはもうひどいもんだったよ。私はたまたまAくんが暴行を受けた直後に様子を見てるんだけど、顔は原形がわからないくらいに内出血やアザで腫れあがっていた。心配して声をかけると『大丈夫です』と言って自宅に帰っていったのだけど、その直後に倒れてしまったみたいで……あいつまた人を殴って死なせましたか…」
シャンパンを開ける小松容疑者(知人提供)
また、別の近隣住民は小松容疑者についてこう語った。「近所の方の話では小松君のお父さんはちょっとヤクザっぽい人でお母さんはスナック勤めをしていたそうです。小学校高学年くらいから万引きを繰り返すようになって、中学校に入学してからは足をケガしている生徒を蹴り倒して問題になったり、同級生を後ろから突然蹴ったりして問題になったこともあります。亡くなったAくんも事件当時、足をケガしていて抵抗はできなかったと思います」身勝手極まりない暴力の限りを尽くした小松容疑者。自身が奪った命の責任をどう果たすつもりなのか。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
#1〈柏・20分間殴られた24歳同居女性がその後死亡〉逮捕された刺青男(22)はヤクザや経営者に憧れるトラブルメーカー「上にはペコペコして下の人間の前では横柄…まさに“小者”でした」#2〈柏・同居女性を殴って死亡に〉容疑者の刺青男(22)は100万円の束を財布にいれ高級ブランドを見せびらかし、事件後もベンツを乗りまわしてSNSにハッチャケ姿を投稿も#3〈柏・同居女性“殴打死”事件に驚愕の新事実〉「また人を殴って死なせたんですか?」逮捕された男は13歳時に16歳少年を松葉杖で殴り失血死させていた…「当時から“札付き”の印象しかなかった」

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