12日午前8時30分頃、長崎県壱岐市芦辺町の左京鼻から北約1・3キロの海上で、九州郵船(福岡市)の旅客船「ヴィーナス2」から「エンジンがかからなくなった。南に流されている」と118番があった。同船は一時、自力航行できなくなったが、約1時間40分後に復旧。航行を再開して芦辺港に入港した。乗員乗客52人にけがはなかった。
九州郵船によると、船は壱岐市と同県対馬市、福岡市を結ぶ定期船。同日午前7時に対馬市の厳原港を出航し、同8時5分に芦辺港に入港する予定だった。
このトラブルで、海上保安部の巡視船艇や航空機が出動した。