元経済産業省官僚で慶応大学大学院教授の岸博幸氏(61)が12日、「X」(旧ツイッター)を更新。政治資金パーティー券をめぐる裏金問題に関して岸田文雄首相の方針に疑問の声をあげた。
拡大する自民党安倍派の裏金疑惑を受け、岸田首相は荻生田政調会長ら、安倍派議員を政務三役から一掃する方針だという。
岸氏はこの問題について「安倍派の政務三役を全員更迭するってすごい悪手」と指摘。
その理由として「他の派閥でも不記載とか裏金化とか、程度や手法の差はあっても絶対にやってるはず。党全体の問題と捉えず安倍派だけというのは、岸田総理が派閥という狭い視野でしか本件を考えてないように感じる」と、安倍派だけの問題としてピンチをしのごうとしている姿勢を疑問視した。