リコールが相次ぐ大手自動車部品メーカー・デンソー製の燃料ポンプを搭載した車が、今年7月にエンストを起こして停車した後、追突されて1人が死亡する事故が起きていたことがわかりました。
警察によりますと、今年7月、鳥取自動車道のトンネルで50代の男性が運転するホンダの軽自動車がエンストし、道路脇に停車したところ、後ろからきた別の車に追突され、後部座席にいた82歳の男性が死亡しました。
警察やホンダよりますと、この車はデンソー製の燃料ポンプの不具合によりエンストしたということです。
事故当時、この車はリコールの対象にはなっておらず、事故についてもホンダはこれまで公表していませんでしたが、事故後の10月に追加のリコールを国交省に届け出ています。
デンソー製の燃料ポンプをめぐっては、これまでに8社が搭載している382万台あまりのリコールを国交省に届け出ています。